ashikusayarow’s diary

仕事は防水屋。外壁補修が主です。

映画FRANKフランクを見た。そして旅の行く末は

この映画は個人的には非常にしっくりときました。ほろ苦いけど「それで良かったよね!」と、そっとつぶやいてしまう感じのラスト。色々な人の感想を読むと「つまらなかった」とか物語の狙いが「わからなかった」とかが以外に多くて驚きました。冷静に考えてみれば途中で流れる楽曲たちは所謂アバンギャルドなモノたちなので、その辺りの好みで評価も変わってきてしまうのではないかと。自分はシドバレットが好きです。ジムモリソンにも歌い方が、とか思って見てたら全然違う実話が元になっていると後で読んで知りました。ドンが自殺してしまったのは役目が終わったと安心したからではないかしら?壊れてる自分がようやくフランクの役に立てた、その先生きても何も産まないし役にも立てない。悲しい自覚。固い決意。ジョンはフランクのお面を取ると言う、大事故(手柄?)のきっかけも作る。多少は「かじってる」だけの凡人も役に立つものです。残りの3人は自分達の才能をわきまえているのでフランクと一緒に演れるだけで幸せなのでしょう。ラスト、即興曲で上がっていく4人と全く反応しないカウンターの客&バーテンダー。以前とまるで変わっていないみたい。そしてジョンも元居た場所へ。皆が本来有るべき(新しい)場所に戻って行く。